この度、2022年7月6日付の「Daily Cargo」に弊社サービスが掲載されています。
地方港混載サービスを紹介させていただいておりますので、ご興味がございます方は是非ご覧ください。
出版社様に掲載許可を頂戴しておりますので、以下に全文を掲載させていただきます。
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セイノーロジックス
地方港発LCL、安定した船積み継続
海上コンテナ輸送の混乱が続く中、セイノーロジックスは、地方港発LCL（海上混載）貨物の安定した船積みを継続的に実現している。地方港サービスは、13港・15CFS発を韓国・釜山経由で全世界向けに設定。主要港発でも北米向けなどを中心に、長距離航路はアジアトランシップの割合が高まっている。釜山トランシップによる地方港発は「メインポートと同じ環境になっている。地元の港を使うことで、トラック輸送距離を減らし、CO2（二酸化炭素）排出量削減やドライバーの負担軽減にもなる利点がある」（今井啓裕執行役員混載輸送部部長、以下同）。地方港への想いを持って長年取り組んできており、「サービスの安定性を重視している。（コンテナ1本に対して）たとえ1立方メートル（の貨物）でも船積みする。これを15年以上、継続している」という。
セイノーロジは苫小牧、秋田、仙台、新潟、清水、富山、金沢、敦賀、福井、広島、松山、高知、門司、博多、伊万里の各CFSで荷受けし、釜山経由のウィークリーサービスでLCL貨物を全世界に運ぶ。福井や伊万里は内陸のCFSで、それぞれ敦賀、博多の両港で本船につなげる。
今井執行役員は「メインポート出しは、スペースがタイトで運賃が高騰し、本船の遅れも目立つ。2年以上にわたってコロナ禍が続いている中、安定的な積み出しを考慮したときに、地方港出しという選択肢が改めて見直されている。当社は原点に返り、釜山発のネットワークを生かして全世界に輸送する、地方港発のサービスにも改めて力を入れている」と話す。
海上混載業者として先駆けて始めたという地方港混載は15年以上の歴史がある。「海上混載はインフラ。安定的に提供し続けることが使命だと考えている。貨物が集まらず少量になっても、必ずコンテナを仕立てる。また、地域性を生かした輸送を担うことで、地方のさらなる活性化に貢献していきたいという強い想いがある」。
昨年夏以降は、博多、門司、苫小牧発で、北米向けを中心に同業者などからの輸送受託が増えている。トライアルで地方港を利用した際にメリットが再認識され、その後の定期的なサービスの利用につながるケースも増えているという。
今年度の地方港発の取扱量目標は、昨年度比10%増に設定した。今春には地方港の営業専任となる担当者を置き、各地の顧客や代理店の直接訪問を始めた。各地の地場のネットワークを強固にしながら、信頼性を高めていきたい考えだ。各地で眠っている需要を掘り起こし、ベース貨物の集荷が見込める地区については、新たな地方港の活用も検討していく。
2月にリニューアルした自社のウェブサイトでは、地方港サービスの専用ページ（https://www.logix.co.jp/service/lclex/localtoworld）を設けた。脱炭素、SDGsを重視する動きが広がる中で、地場の港を利用すれば主要港までの横持ち輸送が不要となり、陸送距離が短くなる。トラックドライバーの「2024年問題」も控えており、地方港利用を推奨していく。
リーファー混載では、関東、関西発とともに、博多発でマイナス20度の冷凍混載「ばりひえ混載」、定温7度の冷蔵混載「ひんやり混載」の両サービスを展開し、受託数量を順調に伸ばしている。富山発のトライアルも終了しており、引き続き、専任の営業担当者が各支店の地方港の営業担当者とともに、広島などほかの地方港でも新たな需要を見つけ出し、自治体の協力も得ながら新規サービスの開拓につなげていきたい考えだ。
同社は、「Logix」「Local」「LCL」の頭文字をいずれも「1」に見立て、自社の創立記念日でもある11月1日を「地方港混載の日」として日本記念日協会に登録するなど、地方港サービスには強い想いを持って取り組んでいる。地方自治体などが主催する各地のポートセミナーにも積極的に参加しており、最近は四日市、富山の両港のセミナーで講演を行った。
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出所： 【セイノーロジックス 地方港発LCL、安定した船積み継続】（Daily Cargo電子版、2022年7月6日記事）
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該当記事URL ： https://www.daily-cargo.com/news/logistics/2022/07/148055/
