この度、2024年1月12日付の「Daily Cargo」に弊社サービスが掲載されています。
ヨーロッパ向けのルートにおいてはスエズ運河の治安悪化などの懸念によりスケジュールが不安定となっておりますが、この度輸送リスク分散のため、航空便を組み合わせてSEA&AIR(シーアンドエア)の代替ルートを導入いたしました。
ぜひご覧ください。
出版社様に掲載許可を頂戴しておりますので、以下に全文を掲載させていただきます。
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セイノーロジックス
欧州向けでカナダ経由シー&エア輸送
セイノーロジックスは欧州向けLCL(海上混載)で、カナダ・バンクーバー経由の航空輸送を組み合わせた独自の「シー&エアサービス」を開始した。関東、関西出しのいずれも週1便でバンクーバー港までLCLで輸送し、バンクーバー空港で保税のまま航空輸送に切り替え欧州各地の主要空港へ運ぶ。トランジットタイム(T/T)は日本出港から欧州空港着まで22日の予定。荷受け可能な貨物サイズは航空便規格のLD7コンテナに収まるサイズを目安としている。
パナマ運河の喫水制限や紅海・スエズ運河ルートの治安悪化を受け、代替ルートとして新サービスの導入を決めた。同社は長年カナダ向けLCLに注力してきたほか、過去にレギュラー商品としてシー&エアサービスを提供していた実績を持つことから、今回の代替ルートが実現したという。バンクーバー空港からの航空輸送の手配は、現地代理店が担当する。また、カナダ経由以外にも、状況に応じてシンガポール経由の欧州向けシー&エアサービスの利用も可能という。
同社は北米向けでは、昨年11月にパナマ運河の喫水制限による東回り航路の遅延対策のため、スエズ運河を経由する西回り航路の東岸ニューヨーク(NY)向け直行混載の継続を発表。さらに翌12月には紅海・スエズ運河ルートの治安悪化を受けて、NY向け引越混載貨物を対象に西岸ロサンゼルス(LA)を経由する「内陸IPIサービス」を導入するなど、顧客のリスク分散に注力してきた。今回、同社が強みとする欧州向けでも安定した混載輸送を提供する代替ルートを構築したかたちだ。「今後も世界情勢や運河の状況を考慮しながら、顧客の欧州向け輸送の支援をしていく」(同社)。
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出所: 【セイノーロジックス 欧州向けでカナダ経由シー&エア輸送】(Daily Cargo電子版、2024年1月12日記事)
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該当記事URL : https://www.daily-cargo.com/news/logistics/2024/01/158924/