一般的に日本製の食品は海外で高級品として扱われており、日本製のソフトクリームも例に漏れず高い品質で親しまれています。
今回は、台湾で日本のソフトクリームを展開している日世株式会社様の課題解決事例をご紹介します。
食品の輸出を検討されているお客様はぜひ参考にしてください。
当ページでご紹介のお客様について
日世株式会社様
・ソフトクリームや乳製品などを製造、販売
・日本から台湾へ向けてソフトクリームの原料を輸出
・阪神港からの船積みを利用していた
日本のソフトクリームの海外展開と課題
日本製のソフトクリームは海外製のものを比べて舌触り(柔らかさ)や味(自然な甘み)が優れていて、品質が良いことが知られています。特に台湾では、日本に親しみを持つ方も多いこともあり、日本製のソフトクリームが広く受け入れられています。
一方でソフトクリームはアイスクリームとは異なり、冷凍状態で運ぶことができないため原料のまま輸送する必要がありますが、この原料は保冷して品質を保持しながら輸送しなければなりません。日本から品質を保ったまま海外へ輸送するには徹底した保管・管理が必要なのです。
日世様はソフトクリームの原料を台湾へ輸出している企業様ですが、工場が関西地方にあるため、阪神港からの出荷を希望されていました。
常温で輸送できる商品を基本的に取り扱っておられましたので、常温コンテナを使用してFCLで輸出されていました。しかし、台湾で販売される商品のうちの一部に保冷が必要な性質をもつ商品が販売されることとなったため、常温FCLで手配しているコンテナには同梱することができなくなったのです。
そこで、リーファコンテナを手配する必要がありましたが、FCLでは物量の割に高価で採算が取れず、別の輸送方法を探す必要が出てきたとのことでした。
ひんやり混載サービスの導入で解決できたこと
そんな中、利用していただいたのがセイノーロジックスのひんやり混載サービスでした。お問い合わせのきっかけは、たまたま当サービスのことを別業者様から聞いたことだったそうです。
小ロットでも品質を保ったままの混載輸送が可能である点と、受託CFSが関東だけでなく神戸港からも受け入れしているために工場からスピーディーに発送できる点が決め手となり導入していただけました。
実際に利用していただき、以下のようなお声をいただきました。
「料金は物量に応じた適正価格で品質も満足ができるものを保つことができており、課題だった保冷輸送問題を解決できました。さらに、通関、パレタイズまで一貫して作業を依頼することができ、とても使い勝手の良いサービスでした。
セイノーロジックス様の対応も丁寧で、安心して荷物を預けることができるため、台湾の人たちへおいしいソフトクリームをお届けできています。」
さまざまな食品の輸送を可能にするセイノーロジックスの混載サービス
セイノーロジックスでは、2014年に保冷の海上混載輸送サービスである「ひんやり混載サービス」の提供を開始しました。ひんやり混載サービスはコンテナの内部を+7℃に保ったまま輸送するため、ソフトクリームの原料はもちろん、海外人気の高い日本酒やその他調味料、乳製品など、多彩なご商品に対応しております。
マイナス20℃を保つ冷凍混載サービスである「ばりひえ混載サービス」も提供しており、こちらは和牛や冷凍食品などの輸送に最適です。
また、川崎、神戸、博多の3つのCFSにて受託しております。関西からの輸送をご希望される方や2024年問題の解決を図るお客様にもご利用しやすいサービスとなっています。
今後もお客様のお声にお応えできるようサービスを展開してまいりますので、ぜひお気軽にご相談ください。